馬路村空家等対策計画

近年、全国的な流れと同じく本村においても人口減少が進んでおり、平成２７年国勢調査では、高知県で最も高い減少率となりました。

そこで、本村では、平成２７年度に人口ビジョンを策定し、２０６０年の人口の目標値を約６００人と定めました。併せて、人口目標を達成するための戦略として、「馬路村まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定するとともに、人口対策を推進していく主管課として地方創生課を設置しました。

総合戦略の基本目標である「新しい人の流れをつくる」に当たって、I・Uターン者を獲得していくためには、受入れのための住宅の整備が大きな課題となってきます。しかしながら、森林率が９６％である本村では、宅地造成や村営住宅の新規建築が容易でなく、人口減少に伴って増加傾向にある空家の有効活用が住居確保のために非常に重要と考えられます。

また、管理不十分な空家は、防災・防犯・環境・景観の保全などの面でも悪影響を及ぼすおそれがあることから、早急な対応が必要です。

このたび作成した本計画は、人口対策及び地域コミュニティ・住環境の健全な維持のためには、空家に対する早期の対策が必要であるとの認識に基づき、本村の取り組むべき対策の方向性の基本的な考え方を示したものであり、今後の空家対策の基礎となるものです。

この計画を基軸として、本村の空家対策を推進してまいりますので、村民の皆様の一層のご理解とご協力をお願い申しあげます。